ブログblog

ブログ一覧

白蟻被害の恐ろしさ・・・

2023.09.11

白蟻がいるようだと相談を受け、
畳を上げてみると下の床板も白蟻被害によってスカスカ状態・・・

かなり被害が進行しており、
この際全部撤去して床をキレイに張り替えしたいという事になり、
急遽床板を切り出し、撤去作業に入りました。

解体してみると土台、大引きなどにも被害が及んでおり、全て撤去しました。
IMG_7727_230906.jpg

IMG_7731_230906.jpg


被害は一室のみに留まらず、
隣の和室二間の方は壁の中にも被害が及んでおり、さらに深刻な状態・・・

こちらの二間は約30年程前、納屋の中に居室を増築された場所で、
外壁の板金も切り欠きし、コーキングのみで処理してある状態・・・

特に外部側の被害が酷いので、
劣化したコーキングの隙間からの雨水の侵入と壁内結露が原因と思われます。

まさに白蟻にとって絶好の住処です・・・
IMG_7808_230906.jpg

特に被害が酷いサッシ廻り。
IMG_7835_230906.jpg

こちらも床、壁を撤去。
IMG_7851_230906.jpg

新たな床組みを作る前に、白蟻駆除作業を行ってもらいました。
狭い所での作業、ありがとうございます。
IMG_7903_230906.jpg

IMG_7905_230906.jpg

白蟻被害の恐ろしさを目の当たりにし、
改めて防水処理の大切さと内部結露がし難い断熱材のチョイスなど
トータルでの施工の重要性を実感しました。

家中に被害が広がる前に分かったのが不幸中の幸い・・・

この機会にきちんと駆除し、
白蟻を寄せ付けない人にとって居心地の良い空間へと改修工事をさせて頂きます。


杉材をふんだんに使った造作工事

2023.09.05

『木かげの家』

杉材をふんだんに使った造作工事に入りました。

壁材には幅150㎜×厚み12㎜の上小材(とやま市産材)を約20坪分

造作家具工事には床材として標準仕様してる
杉1等材、長さ4m×幅180㎜×厚み30㎜の本実加工材を48枚使います。

IMG_4948_230905.jpg

杉柾目の幅接ぎ材もポイントで使っていきます。
集成材のような縦接ぎが無く、片面無節の商品なのでスッキリした仕上がりとなります。
IMG_4956_230905.jpg


壁の杉板張り
IMG_4964_230905.jpg

杉柾幅接ぎ材を使った造作
IMG_5017_230905.jpg
前田くんも任された箇所を図面とにらめっこしながら作業しています。



そして、『木かげの家』の大物造作に取りかかりました。
表面がリビング側のテレビカウンター収納で
裏面がキッチン背面の収納棚となる両面使い収納棚です。
cad図面描く分には紙に線を引くだけですので簡単に感じるのですが
これを実際に作るとなるとかなり難しい作業となります。

IMG_5015_230905.jpg

私は図面だけ描き、後は針山に任せ工事を見守っていました(笑)
どうやって組んでくのかな~?
途中段階を見てるだけで苦労してるのが伝わってきます。

数日後、、、
全貌が見えてきました!
こちらが表面のリビング側
IMG_5040_230905.jpg

こっちが裏面のキッチン収納側
IMG_5039_230905.jpg
木枠だけで、なかなか完成イメージは伝わらないと思いますが
建具、引出しも取付く予定となっており、かなり頑張った造作家具です。
完成した際には住い手にも喜んで頂けるはず!!

終わりが見えてきたかと思いきや
この後、造作ソファベンチに造作キッチンが控えています。
造作で造るからには、造作ならではの味わい、使いやすさを追求し
住い手からのご要望に応えれる様、楽しみながら挑んでいきたいと思います!


側溝掃除開始!

2023.09.01

『木かげの家』

現場前の側溝にかなり土が溜まっているので、泥を掻き出して清掃開始。
IMG_7769.jpg

ついでに水下のお隣さん前の側溝もお掃除。
この状態ではほとんど排水機能を果たしていなかったのでは・・・?
IMG_7779.jpg

お隣さん曰く、
以前は毎週のように地域のみんなで掃除に出ていたが、もう何年もやっていないとの事。
長年蓄積したかなりの泥を撤去し、随分綺麗になりました。



高い断熱性+αの施工 その2

2023.08.28

高い断熱性+αの施工 その1からのつづき

⑥外貼りポリエステル断熱材
外張りする事で施工精度が高まります。透湿性もあり湿気に強い断熱材です。
IMG_4566_230808.jpg

⑦ムクボード(杉の幅接ぎ材)
登梁等の構造梁に直接指定釘で打ち止める事で水平面の横揺れの力を
確実に壁に伝え、家の耐震性を高めます。無垢の杉材なので透湿性にも優れています。
IMG_9768_230808.jpg

⑧杉の木組み構造
富山で育った地場の杉材です
低温乾燥材なので繊維も破壊されずしっかり呼吸してくれます。
IMG_9791_230808.jpg

⑨羊毛断熱材
名前の通り羊の毛からできています。羊の胸辺りの衣類等の商品にならない汚れた毛を洗浄して作っています。本来であれば廃棄処分されてたものを上手く使ったエコな自然素材の断熱材です。
透湿性に調湿性に優れています。
IMG_7607_230808.jpg

⑩無垢桐板ァ9㎜ 『木かげの家』が初採用の天井仕上です
桐と言えば桐箪笥!理屈抜きで良い物のイメージがありますよね。
柔らかな素材感と薄っすらみえる杢目が綺麗です。
IMG_4810_230808.jpg

ワームス拘りの屋根の中を公開しました。
実は③杉板~⑩の桐板まで全て透湿性の優れた物を使用した透湿外皮の天井屋根となっています。
呼吸する家づくりに拘るワームスでは前から壁は透湿外皮が標準となってます
しかし天井屋根まではそこまでには至っておらず、
今回、住まい手の同意を得て初の呼吸する天井屋根の施工が実現しました。
※しっかりと結露計算も行い施工しています


日本の家づくりでは透湿性ってほとんど注目されていません。
気密性能を高める事が家づくりの王道みたいな流れになっています。
もちろん気密性能を高める事は大切ですが、、、、
とある、断熱材メーカーの資料を見た時に
省エネエコ住宅の最先端を行くドイツでは透湿外皮が確認申請で義務化と書いてありました。
「透湿外皮の重要性」の本気度を感じます。
もしかして日本は周回遅れしてないかい???

自然素材で呼吸する家が、人、動物にも優しく、改修等のリサイクルにも繋がり
安心して長く住み継げるエコな家なのだと思います。



お得なキャンペーン実施中!

2023.08.23

ガス乾燥機 幹太くんをご検討中の皆さまに朗報です!

日本海ガス株式会社では、業者向けにガス衣類乾燥機 サービスキャンペーンを実施中。

各社限定1台で、
新築、またはオール電化からのガスへの切り替え、
日本海ガス以外のガス契約からの切り替えなど、
期間中、日本海ガスとの新規ガス供給契約にてガス衣類乾燥機が無償提供されます。
(別途、工事費は掛かります。)

そこで弊社からは
ワームスでの改修工事を伴う方限定で、先着1台をご提供させて頂きます。
洗濯室や脱衣室を改修し、お得に幹太くんを設置出来るチャンスです。


弊社物件においても幹太くんを設置される住まい手さんが増えております。
ガス衣類乾燥機は乾燥時間が早く、仕上がりがふっくら。
洗濯が楽になるとの事で、
プラン計画の段階から幹太くんの設置を切望される奥様もいらっしゃいます。


お得なこの機会に検討されてみてはいかがでしょうか?

サービスキャンペーン_page-0001.jpg

0S4A6940_0823.jpg

0S4A9652_0823.jpg

高い断熱性+αの施工 その1

2023.08.23

連日の猛暑日に
「もう、いい加減にしろ!」の怒りから
「もう勘弁してください。」のお願いモードに心境変化してるこの頃です(笑)

今後更に熱くなる事を予測すると
断熱性能を高める事の重要性を強く感じています。

家の部位で熱影響を一番大きく受けるのが屋根です!
屋根の性能が悪いと必ず暑い、寒いといった悪影響がでます。

『木かげの家』では高い断熱性+αの施工で
風土に合った快適な暮らしを目指した屋根の造りとなっています。

分かりやすいよう屋根の仕上から順に写真を入れてみました。

①ガルバリウムの屋根材
IMG_4839_0808.jpg


②止水性能に特化したの防水シート
ガルバ屋根の裏は必ず結露します、ここでは透湿性ではなく止水性が重要!
IMG_9803_230808.jpg

③野地板
(杉板ァ12㎜)ここに合板を使わないのがポイントであり拘り!
IMG_9798_230808.jpg

④通気層(木かげの家では屋根垂木90㎜が通気層になります)
出入り口を設けた通気層で湿気や熱を排出し木材の劣化を防ぎます。これがとても大事です!! 
IMG_9778_230808.jpg

⑤遮熱型防水透湿シート
万が一①と②に不備があり水が入ってもここでも防水します。
空気層下の遮熱防水シートなので、屋根からの熱を遮熱し負荷を軽減します。
「高性能断熱材を入れたから大丈夫」という考えに
断熱材への熱負荷を軽減してあげる 優しさ も大事です。
IMG_9770_230808.jpg

その2 につづく。

ちょっとした事ですが、、、

2023.08.09

『木かげの家』
外壁に付く給気、排気のフードの取付をしました。
ちょっとした事ですが、拘った施工をしているので見てください。

フード取付は電気屋さんの仕事となるので
電気屋さんと大工がタイミングを合わせ施工しています。

先ずはフードの裏面にシーリング材をたっぷり充填!
IMG_4859_230808.jpg

次に外壁とシーリング材が確実に密着するよう押し込みます
板継ぎ目の隙間にも忘れずにしっかりjシーリング充填!
IMG_7701_230808.jpg

その上で押縁打ち!!!
IMG_7703_230808.jpg

シーリング充填の役割は雨水侵入を防ぐ事
しかしながらシーリング材は樹脂からできた物で必ず劣化します。
劣化が進むにつれ弾性が無くなりシーリング材に剥離や切れが生じ
止水機能が保たれなくなり、雨水侵入し家の老朽化を進める原因となります。
風雨や紫外線劣化に配慮した施工でシーリング劣化を長~く遅らす事ができます!!!!


窓廻りやフード廻りに露出シーリングし
しっかりシーリングしてあるから大丈夫という考えは危険です!!!
家を長持ちさせるためには、そもそも雨が入り難い設計と施工が大事です。
しっかり軒を設えるとか、たとえ侵入しても2次防水も施され通気も良くすぐ乾く等、、、

安くて早く終わるような仕事の家は、確実にメンテナンス時期も早くやってきて
家にかける生涯支出も大きくなります。
10年、20年、30年経って気付くののでは手遅れです!!

なかなか、本質的な所を見抜くのは難しいかもしれませんが、、、
住い手に喜んで貰いたい!!!
ここを1番に考え取り組みに努めていきます。






【木のすまいの見学会とワークショップ】開催!

2023.08.08

【木のすまいの見学会とワークショップ】を開催致します!


弊社モデルハウス 木組みの家 『komorebi』
建築工房アシストプラスアルファ株式会社さんのモデルハウス『紡ぐ家』

木と自然素材を使った2棟のモデルハウスを同時に見学して頂けます。


また、珪藻土を使った左官プレートづくりやピカピカどろだんごづくり、
のこぎりを使った大工さん体験のワークショップイベントもあり、
お子様と楽しみながら、
木と自然素材の心地良さと性能を体感できる2日間です。


日時: 8/19(土)・20(日)
     10:00~17:00
   (ワークショップは①10:00~ ②13:00~ ③15:00~ 各回4組づつ) 

場所:富山市下大久保

見学会1_page-0002.jpg


見学会2_page-0002.jpg

※ご予約、お問合せはこちら
   お問合せフォームよりメール、お電話にてお願い致します。




里山活用の手がかりに薪販売!!!

2023.08.05

薪販売_page-0002.jpg

新たな試みで
キャンプ&焚火用の薪販売を始めました!


坂口実家(旧山田村)の山で
坂口父が自ら伐採、薪割、乾燥させた100%とやま(山田産)の薪になります。

父が実家の薪ストーブ用にと 1~2年かけて自然乾燥させた広葉樹の薪です。
(ナラ材が多いです)

しっかり乾燥しており、広葉樹を大きく割ってるので火持ちも良いです。
(樹皮も付いてるので着火材としても使えます)

IMG_7305.jpg

IMG_7303-1.jpg

長さ約40㎝、一巻の周囲約80㎝を1100円(税込み)で販売させて頂きます!
一般に市販されてる物と比較し、かなりお得サイズ!!!

薪の購入をご希望の方は事前に
問合せフォームよりメールまたはお電話にてご連絡下さい。

※弊社事務所の方に取りに来て頂ける方、個人の方のみへの販売になります。
 また、 薪ストーブ用の大量販売はしておりません。 

IMG_2374.jpg

富山の里山活用の手がかりになればと思い、
今回、父の協力を得て少量ですが薪販売する経緯に至りました。

ご実家の山活用等に悩み、興味のある方おられましたらご連絡下さい。
私自身も後の管理をどうしよう?と悩む一人です。
共通の悩みを持つ者どうし集い話す事で新たな道が開くきっかけになるかもしれません。
よろしくお願い致します。



拘りの一手間

2023.08.02


猛暑日が続きますが『木かげの家』では
大工による外壁作業を進めています。
IMG_4740 (004)_230802.jpg


外壁は杉板縦張りの上、押縁打ち仕上になります
外壁下地は桧ァ15㎜材
立て下地の上、横に下地打つ2重下地になっています。
立て下地の厚み15㎜が通気層となり、しっかり確実に通気してくれます。
通気胴縁と言う名の、欠き込みの入った下地材もありますが
ワームスでは家の通気をとても大事に考えた家づくりをしています。
杉板縦張りの場合、通気胴縁施工より多少予算は掛かりますが
家の長持ち度を考慮すると2重下地です!
IMG_4743 (003)_230802.jpg
この板は180㎜幅の合いシャクリ板で働き幅が165㎜ですので
165㎜間隔に押縁が付く仕上になります
壁には当然ながら窓があるので、板の押縁が変な位置にかからないよう
しっかり割付寸法を出し進めています
言わないと気付かないくらいの拘りですが
仕上がりが綺麗になるよう、換気フードの先行配管も位置も板の目地に合わせ取付しています。

IMG_4765 (002)_230802.jpg
住い手に頑張って塗って貰った板材
思いを引き継ぎ張り進めていきます!!!

IMG_4762 (002)_230802.jpg
2階建部は1枚で届かないため千鳥で継ぎながら張っています。
継手は木口を斜めカットし雨が入らないよう、また入ったとしても
水切れが良くなるよう配慮した仕事をしています。
板も端が切りっぱなしの突き付けではなく
板どおしの重なり幅15㎜ができる合いシャクリ加工した板を使っています。
仕上がると見えなくなる部分ですが
住まい手に長く安心して使ってもらえるよう拘りの一手間です。



IMG_7613 (002)_230802.jpg
押縁は真鍮釘でしっかり打ちます。
金ピカ状態の釘も経年で良い風合いが出てきます。

IMG_4808 (002)_230802.jpg
外壁板張り作業終えました。
庭木との相性も抜群!
今日は、始めて住まい手と土地を見に来た時のような
涼しい風が通りとても気持ちが良かったです
イメージ通りの心地良い空間になりそうです。

今週末、現場見学会します
手刻みでの木の家づくり、自然素材での断熱に工法
風土に合った家づくりを見て頂けます。
こだわりある家づくりをされたい方は是非!!!

ブログカテゴリー

ブログ月別アーカイブ


contents

  • 施工事例
  • ブログ
  • 輪結くらぶ
  • 木の壁 WOODWALL