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『安住の郷』renovation工事状況記事一覧

『安住の郷』renovation

2023.07.24

2023年7月に竣工した『安住の郷』renovation
場所 富山市

20数年前に水廻りのみ改修されてた中古住宅を購入し、住まいされてたご家族
娘さんがご結婚されたのがきっかけで家族構成が変化したこと、
また老後に備えた環境の事
そして嫁がれた娘さん家族が、安心して郷帰りできるようにと
今回、断熱+耐震改修工事させていただいた住まい

bifore
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ヒアリング時のやり取りから
「いつの日か改修する際は、本物の自然素材でやりたい」
無垢の床材、板材、自然素材からつくられた塗壁材等
住いての想いを 確実に形とする ここを課題とし挑んだリノベーションです

以前は間仕切られていたキッチンダイニングと居間を
LDKの一繋ぎ空間としました
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改修前から使われていた木製建具をリメイクし、
収納開き戸に框ガラス戸に使いました
職人手仕事で作られたものは時が経っても味わいという魅力が残ります
アンティークな掛け時計もとても似合っています
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フローリング材、天井板材は、とやま市産材の杉板張り
壁材は漆喰+珪藻土の合わさった石川県産の塗壁
ダイニングテーブルは住まい手が持ておられた栃の一枚板を削り直し
脚を新た造り取付けリメイクしたものです
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大工造作のテレビカウンター
天板に耳付きの杉板を使いがらもモダンなデザインに
ブラックウォールナットの引手が付いた板戸もワームスオリジナル
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間接照明を仕込んだ造作カーテンボックス
夜に雰囲気のある空間演出を楽しむ、特別気分を味わう為の仕掛けです
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オープンな対面型キッチンはダイニングからリビングへと繋がり
ご家族の様子を窺え、会話も楽しみながら料理できるのが魅力の間取りです
キッチン隣には収納力あるパントリーが設けてあります
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洗面脱衣室も木と塗壁の自然素材で仕上げてあります
洗面カウンターには大きなTOTO病院用流しシンクを入れ
鏡付きの収納戸も設えた大工造作家具となっています
手前左側の造作棚はガス乾燥機幹太くんが乗る架台です
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明るくなった1坪タイプのユニットバス
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カウンター収納を設けしっかり収納力も備えたトイレ
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工事内容 

改修面積 約15

範囲 LDK,トイレ、浴室、洗面

 

改修内容

断熱改修

耐震改修

間取り変更

無垢材、塗壁等自然素材の仕上

ガス給湯機(エコジョーズ)、ガスコンロ、ガス暖房

 

利用した補助金制度

こどもエコすまい支援事業、とやまの木が見える家づくり推進事業

 


黒い筋、スポルテッド

2023.07.06

『安住の郷』
住い手が持っておられた栃の無垢1枚板
どこかで使って欲しいとお聞きしており
耳付きの面白い形状だったのでダイニングテーブル天板に。
お預かりした状態時は塗装されてて気づかなかったのですが
削ってみると杢目と混じって黒い筋が!!!
調べてみるとスポルテッドというものらしく
樹木が傷付いた際に雨等と共に侵入した菌やカビによって出来た帯状の黒い筋のことで
人によっては自然にできたこの黒い筋が面白いということで好まれる場合もあり、
特にメイプルのスポルテッドが有名でギターのトップに使われたりしているとの事。

しかし、カビと聞くと、ちょっと嫌かなと思い
お預かりした状態時のように塗料で塗りつぶそうと考えました。
柿渋に墨を混ぜ塗ったのですが結果から先に言うと失敗しました
この作戦、良いと思ったのですが色ムラが酷く上手くいきませんでした。
そこで、一度削り塗装仕上げした板を再度削り直ししてるのがこの写真です。
前田くん、額に大粒の汗を付けながら削る練習です!
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二度同じ失敗は出来ないしどうしようか~?
よし決めた!スポルテッドを受け入れよう。
見慣れてくると、確かに面白い模様でこれも味ですね!
少し色味が欲しかったので、水で薄く希釈した柿渋を2回塗し
蜜蝋オイルで仕上げてみました。
経年で少し赤味が出て、良い感じに風合いがでてくると思っています。
脚は桧材で造り、仮置きしてみました。
よし、よし、良い感じだ~
これなら住まい手も喜んでいただけるはず
少し遠回りしましたが、結果良ければ全て良し!!!という事で(笑)
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『安住の郷』いよいよ仕上作業

2023.07.04

『安住の郷』 

大工工事も終盤に入っています。

造作カウンター、壁下地を終え、プラスターボードをはっていきます。
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同時進行で水廻りの塗装作業を行ないます。
キッチン収納のカウンター天板には
住い手さんが持っておられた無垢板を使いました。
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針山に聞いたところ何の木かちょっと分からない様ですが、
蜜蝋オイル塗装をするとこんな深みのある色になり、ビックリ!
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対面キッチン前に欅の面付き1枚板を使用!
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流石欅材!杢目を活かした安定した良い艶と色味が出ました。
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ボードを張り終え、
養生をしてパテ、シーラーなど塗壁作業前の下準備。
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まずは天井から仕上げていきます。
白い塗壁の明るく気持ち良いLDKになります。楽しみです♪
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綺麗になった空間で快適に暮らしていただきたい!!!

2023.06.09

『安住の郷』renovation
床組は3尺角(909㎜)以下の間となるよう作っています
新規の平板ブロックを敷き鋼製束にて支えます。
床組みを作った状態でシロアリ駆除&防蟻散布に入ってもらいました。
シロアリ問題はこれで一先ず安心です。
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床下断熱材を敷きこんでいきます。
ワームスの定番となってるカーボン入りのEPS断熱材
他の発砲プラスチック断熱材と比べ性能変化が極めて少ない断熱材です。
底冷えしないようァ100㎜を入れています、熱抵抗値〔㎡k/W〕3.03
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天井下地の間に羊毛断熱材ウールブレスV120を入れてます。熱抵抗値〔㎡k/W〕3.0
床下断熱と熱抵抗値は同等ですが、羊毛断熱ならではの調湿効果が期待できます!
隙間なく敷き込みできるよう間柱材で下地を組みました。
針山が丁寧に作業を進めています!
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浴室の壁にも羊毛断熱材を敷き詰めていきます。
羊毛断熱材(ウール断熱材)はグラスウール断熱材(ガラス繊維断熱材)とはまったく異なる断熱材です。
名前が似てるので同じものと勘違いされてる人が多いのですが別物ですよ!
羊毛断熱材は仕上材等の組み合わせの工夫で防湿層(ビニール等)が不要となる断熱材です
湿気を容認してる断熱材で湿気がこもらないようコントロールしてくれます!
近年、高気密化も進みビニールシートにて防湿する施工が多くなってきてますが
施行がとても難しいですし(リフォームですと特に難しくなります)そもそもビニールに何十年と劣化せずに性能を維持できるとは思いません。


初期数値ばかりに目がいき判断しがちの断熱材選びですが
性質、施工性、経年での性能劣化も検討して頂きたいです。
というよりも住宅会社が住まい手に伝えるべきです!!!
語ると長くなるのでこの辺りでやめます(笑)

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浴室外周壁にも羊毛断熱材を入れていきます。
不規則な間柱間にも対応できるところが有難いです。

リノベ改修するからには綺麗になった空間で快適に暮らしていただきたい!!!
この想いを一番に持ちワームスでは取り組みしています。


リノベならではの作業

2023.05.29

『安住の郷』

現場はリノベならではの作業を進めています!

傷んでた土台に大引きを撤去し新たな桧材で丈夫な床組みを作っています。
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耐震補強の耐力壁も同時進行で造っています。
室内の壁ではありますがリノベーション工事の為
断熱改修するエリアと、しないエリアとの間仕切り壁で壁内結露が生じないよう
透湿抵抗の小さな面材、ハイベストウッドを選択し施工しています。
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窓の入れ替えも終えました。
カバー工法と言い、既存アルミサッシの枠内に
新規の窓枠を取り付け窓をリフォームする工法です。
断熱性を考慮しペアガラスの樹脂窓YKKのAPW330を使用
(トイレ、浴室でアルミ複合窓も使用)
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『安住の郷』の床板は杉無垢フローリングァ15㎜を貼る予定にしており
杉床材の心地良さ、温もりをより感じて頂きたい思いから
床の捨て貼り板にはムクボードァ24㎜を使用しました。
なんと!杉無垢の15㎜+24㎜で39㎜の床材になります。
ワームスでも初めての試みで楽しみです♪

まだシロアリ駆除前で床下断熱材も入っておらず、仮敷きですのでご安心下さい。
床下作業はまた今度アップします。
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『安住の郷』へ

2023.05.11

『安住の郷』 renovation

解体作業を終え、
作業に入れるかと思いきや、思わぬトラブルが・・・・

解体し、床下や壁内が露わになった事で柱などへのシロアリの被害が判明・・・
急遽シロアリ駆除業者に調査しもらうと
今回改装しない部屋の床下にも蟻道が確認され、シロアリ駆除が必要になりました。
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そして・・・
モルタル外壁の継ぎ目から雨水侵入発見・・・
解体前から壁内に雨水が入り、柱や土台が濡れている状態だったと思われます。

雨水が入り、湿った環境でシロアリ達にとってはとても快適だったでしょう・・・
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そして更には・・・
構造上必要な筋違などの補強材がほとんど入っておらず、
耐力壁もないため、とても危険な状態である事が判明・・・

耐力壁の確保と補強が必要となりました。
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住まい手さんにも状況を見て頂き、
今後の対応策についてご説明すると
今回分かってラッキーだった。と前向きに捉えて下さいました。
気付かぬまま被害が拡大し、大変な事になっていたかもしれません。

きっとこのお宅が特別ではなく、
色々なトラブルや不安要素に気付いていないお家がたくさんあるのだと思います。


住まい手さんご家族が安心して暮らせる
 『安住の郷』にするべく、きちんと対処しながら工事を進めていきたいと思います。



『安住の郷』リノベーション工事スタート

2023.04.26

新たなリノベーション工事が始まり、解体工事がスタートしました。

使わなくなった家具などの不用品も
解体業者さんに一緒に引き上げてもらうため、家の前に運び出しました。

本気で断捨離するとなると、出る不用品の量も半端ではありません・・・(^-^;
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今後も使用する大切なピアノ
8人掛かりでようやくガレージに運び入れました。
本当、重かった・・・
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県外に嫁がれた娘さんが出産され、
帰省した際に快適に過ごせる実家にリノベーションしたい!
とのご相談を受け、計画が始まりました。

住い手ご家族はもちろん、帰省される娘さん、お孫さんも
皆が快適に過ごせる、心地良い空間に生まれ変わらせます。

ご両親の想いを込め、『安住の郷』 と屋名を付けました。


仮住まいされる住まい手さんにはしばらくの間ご不便をお掛けしますが、
リノベーションして良かったと喜んで頂ける様、頑張らせて頂きます。
よろしくお願い致します!
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