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丸太梁記事一覧

セルフビルド塗装作業

2024.01.19

工場では『益荒家』の刻み作業が順調に進んでおります。

先行して仕上げた梁材などの塗装作業のため、
住まい手さんに工場までお越し頂きました。
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少々柿渋の匂いに驚かれながらも、
柿渋を塗ると欅の木目が一層引き立ち、綺麗な木目だな~と喜んで頂けました。
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住まわれてからもリビングに架かる欅梁を
嬉しそうに眺めておられる住まい手さんの姿を想像しながら、
そんな住まい手さんのお宅に架かるこの梁達は幸せだな~と嬉しく思います。
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住まい手さま、寒い中の作業お疲れ様でした。

現場進行と共に、外壁材などの塗装も順次お願いする事になります。
よろしくお願い致します。

今なお刻みは進化中

2023.06.02

工場で仕事してると、某シャッターメーカーの営業さんが来られ
私たちの作業風景を見て
「20年前は刻みされてる工務店さん沢山おられたけど
今はどこに行っても刻みされてる方はいないですよ!ほんと坂口さんところぐらいです。
坂口さん、刻みに力入れ頑張っておられますね」って誉めて頂きました。
誉めていただいた嬉しさの反面、そこまで刻みでの建築が減少してるのかと
残念な話を聞き寂しい気持ちにもなります。

20年前、当たり前だった刻みが減少したのは衰退したからではありません
プレカットが出て来て、多くの人がそっちに走っただけ!
少数派ではありますが、刻みを続けてる者もいて
20年前から精度を上げ今なお刻みは進化中なのです!!!!

『木かげの家』
リビング天井に架かる化粧梁
樹種はケヤキ材!kingof広葉樹!!
堅いケヤキ材との奮闘を書いてみました、ご覧ください。



良い面構えで、こちらを睨みつけています。
私も負けずに睨み返します!
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先手はこちらから
電気カンナで削ります
流石ケヤキ材、そう簡単には削らせてくれません、
往復を繰り返し、ようやくここまで削れました。
しかし、まだまだ効いてない様子、、、
いやいや私の方もまだジャブ程度、ここからが勝負だよ。
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隅付けをし化粧垂木の掛かる仕口
渡りアゴの溝加工
写真はフラット面の直材に見えるのですが
実は緩やかなアーチ状になっており、
そう簡単に電動丸ノコを入れさせてくれません、、、
やっとのこと鋸溝を入れノミを叩き掘っていきます!
半端ない硬さに私の手もかなりダメージを受けました。
お互い一歩も引かず緊張感あるバトルが続きます!
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壮絶な格闘の末、ようやく決着がつきました。
勝者は 私 !!! よっしゃー!
両端の茶臼アリの加工を終え勝負ありです。

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今回もとても手ごわい相手でした。
最後にお互いの健闘を称え、
蜜蝋ワックス塗布にてツヤツヤに仕上げてあげました。
経年でより良い色味に化けてくれると思います。
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次なる挑戦者は何処のどいつだ!
いつでも相手になってやる! 次は 針山or前田がね(笑)

『よすがの家』上棟しました。

2023.01.22

『よすがの家』

この時期としては珍しいお天気に恵まれ、無事上棟を迎えました。

天気を優先しての決行のため、
少人数での作業となりましたが雨合わずで屋根作業を終える事が出来ました。
応援に来て頂いた大工さん、板金屋さんありがとうございました。

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後日、天気の良い日に板金屋さんが作業に来られ、屋根板金も葺き終えました。
今までの施工物件とは少し違った趣のお宅になる 『よすがの家』 工事の進行が楽しみです。
住まい手様ご家族に喜んで頂ける様、頑張らせて頂きます。

新たな工事が始まりました。

2022.10.28

工場では新たな物件の墨付け、刻み作業が始まりました。

材木屋さんにて選木した材料が続々と運搬され、
順に加工が進めてられています。

まずは手作業にて丸太の皮を剥いていきます。
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その後、電気カンナで面を直しながら削り,
墨付けをしやすくします。
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白い木肌が滑らかに仕上がったところで、墨付け作業に入っていきます。
通り芯に水糸を張り芯墨をいれてます。
見習い大工頑張っています!親方の手元をしながら日々勉強中です。
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リビングに立つケヤキ大黒柱のマナギ作業
材が大きく機械に入らないため、電気カンナを使って直角面をつくります。
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先日、地鎮祭を執り行って頂き、来月より現場の方も動き始めます。

WARMTHの個性でもある手刻みの技術を活かした
手仕事が見える木組み構造のお家になります。




面白い空間

2022.09.27

『IPPURAKUYA』 いよいよ内部の塗壁作業が始まりました。

このお宅は一階部分が高く、
梁の間に足場を作りながらの作業のため、中々大変そうです。
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高さのある大きな一面が仕上がると、一気に室内が明るくなりました。

広々とした吹抜けを見上げると、白い塗壁に梁や丸太梁が映える
WARMTHが得意とする木組みの面白さが詰まった空間になっています。

現場を見に来られた住まい手様も
塗壁で雰囲気が変わった室内をご覧になり、完成が近い事を実感された様子でした。


【お知らせ】
11月上旬完成予定 『IPPUURAKUYA』 
11/3(木)、11/5(土)、11/6(日)の三日間 完成見学会を予定しております。

詳細が決まり次第、HPにてご案内させて頂きます。

『IPPURAKUYA』上棟しました。

2022.06.30

『IPPURAKUYA』 

上棟日前日から前おこし作業を行いました。
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吹抜部の高い天井に架かる丸太梁
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上棟当日
順番に登り梁を架けて行きます。
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東西に長い建物にずらりと並ぶ登り梁
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迫力満点の丸太梁
ワームスの得意とする手刻みならではの見せ所です。
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天井仕上げ材となる30㎜の杉化粧板を貼っていきます。
事前に寸法に合わせて長さをカットしてきているので、作業もスムーズに進みます。
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屋根断熱材はワームスの標準仕様
フェノールフォーム45㎜2枚重ねの90㎜仕様です。

平屋+αの構造のため屋根面積が大きいので、屋根断熱強化の効果が発揮されそうです。
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断熱材の上に遮熱透湿防水シートを貼り、
通気桟を打ち荒野地板を貼っていきます。
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応援に来て下さった大工仲間の皆さん、大変暑い中ありがとうございました。

住まい手様には暑い中での作業を気遣って頂き、
冷たい飲み物や凍らせたタオルなども差し入れして頂き、本当にありがとうございました。
お陰様でクールダウンしながら無事に作業を行なう事が出来ました。

楽しみにしておられるご家族皆様に喜んで頂ける様、
スタッフ一同精一杯頑張らせて頂きます。

一風変わった楽しい家となる『IPPURAKUYA』
工事の進行と共に形になっていくのが楽しみです♪


刻みも折り返し地点を通過!

2022.06.02


『IPPURAKUYA』 

針山が墨付け棟梁として刻み作業を進めています。
LDK天井に架かる丸太梁の刻み
柿渋も塗り終え良い色味になってますよ!
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大工手刻みで造る仕口に継手
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『ふるさとの家』の作業を一時的に空けさせてもらい
(ご理解いただける住まい手様に感謝です)
墨付けを終えた材が溜まったら皆で一気に刻む
を繰り返しながら効率良く刻み作業を進めています。

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現代では機械を上手く使うのも大工技術です。
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手仕事の技術も当然ながら必要です。
綺麗に早く刻む!!!
刻みはワームスの一番の強みであり拘りでもあります。

☆地域の材料で地元の職人が造る家☆
共感頂ける方は是非応援して下さい。

継続できるよう日々進化を目指し頑張っています。

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絵図板も書き込んだ文字でだいぶ黒くなってきました。
刻みも折り返し地点を通過!
今一度気を引き締め直し作業を進めます!
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丸太梁を手刻みで加工

2021.10.20

『kurumi』の家 
丸太梁の刻みに取り掛かりました。

丸太梁と言っても、曲面の残った丸太ではなく
この家では製材した押角梁形状で用意しました。
木の末側と根元側で面付き部分にバラツキがあるので
バランスが良くなるよう面付けし形を作っていきます。

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カタチを整えたら墨付け作業です
末元の木口に垂直、水平の基準となる墨を入れます。
丸太上端に入ってる割れは、自然の割れでは無く
意図を持ち、木の一面に人が割れを入れる 芯割り と言います。
この丸太梁はかなり乾燥してるのですが、生きた素材である以上
どうしても環境の変化などのにより、割れ狂いを生じます。
芯割はその割れを誘発しコントロールするのが目的です。
割れが入ることにより強度を心配されますが、誤った材に芯割をしなければ
さほど心配はありません。
本物の木は全て割れ、割れない木などありません。
集成材は割れないと言われてますが、小さな薄い材を沢山張り合わせ加工してるので
一つの素材が小さい分、狂いも小さく割れにくくなってるものと思います。
ただ大量の接着剤を使用しており、自然素材と言えるのか疑問ですね。
集成材のほうが安心と思われる方は、それはそれでも良いかと思います。
ワームスでは本物の木の良し悪しを理解し、知識と経験を活かした本物にこだわった家づくりをしています。
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『kurumi』の家では2階小屋組の行間方向(長さ3間、約5.5m)を繋ぐ梁として使います。
等間隔で加工してる仕口には2階屋根を支える登り梁が架かかります。
ダイナミックな木組み構造をイメージするとワクワク感で頬が緩みます。
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木と木を重ね合い組む伝統的な大工技術で渡りアゴという仕口になります。
丸太梁の渡りアゴはプレカット加工では出来ません
大工の経験と技術あってこその仕口加工です。

手仕事の温かみ(ぬくもり)が、家の所々で住まい手に伝わり
「手刻みの家にして良かった」と肌で感じ喜んでもらえるよう
そこをモチベーションとしながら手刻み作業を行っています。

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『花あかりの家』上棟しました!

2021.05.11

最近お天気が安定しないので予報を見ながら気をもんでおりましたが、
『花あかりの家』 無事上棟しました。

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リビングに架かる柿渋塗りの丸太梁と
ケヤキの大黒柱が目を引きます。
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棟木などの長い材料は下で組んでから上げます。
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手刻みで加工した丈夫な尻挟み継ぎ。
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棟木が架かり上棟!!
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登り梁を順番に架けていき、屋根の形が出来ていきます。
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2階の天井にもなる化粧板を順に貼っていきます。
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屋根断熱はフェノールフォーム45㎜2枚重ねで90㎜の仕様です。
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午後から天気が崩れそうだったので、
3時の休憩も短縮して作業して頂いたおかげで
何とか雨に合わず屋根の防水シートまで敷く事が出来ました。
応援に来て下さった大工さん方、ありがとうございました。

作業終了後、お仕事だったご主人が来られてから上棟式を行いました。
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四方の柱をお清め。
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住まい手にはお昼のお弁当や休憩時の差し入れなど、
お心遣い頂き、ありがとうございました。

ご家族皆様に喜んで頂けるよう、精一杯頑張らせて頂きます。
お家でお留守番されていて上棟式に来られなかったお母様とお子様も
またお家を見に来てくださいね♪



現場も工場も着々と・・・

2020.09.26

『涼風の家』

現場の方では基礎屋さんが天気をみて
スラブ打設・布打設作業を進めてくれています

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一方、工場の方では皮付き丸太の皮むき
これが意外に大変な作業なのです・・・(^-^;
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こんなにキレイに変身!
存在感のある丸太梁になること間違いなしです!(^^)!
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墨付けを終えたものから順に刻み加工も進めていきます
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