ブログblog

坂口のこだわり記事一覧

化粧木組み階段

2018.10.02

『ひなたの家』
外部足場が外れスッキリしました。
これで外構工事も並行して作業を進めます。
20181002_IMG_6481.jpg

大工工事も大詰めを迎えラストスパートです!
20181002_IMG_6485.jpg
手伝いに来て頂いたM大工さん
キレイにボードを貼って頂き有り難うございました。
助かりましたm(__)m

20121002_IMG_6487.jpg
針山も自らの現場作業に、職人さん達の段取りと
現場がスムーズに進むよう頑張ってくれています。

私の方は、残工事の造作加工。
まずは外部の木製ルーバーから
20181002_IMG_4404.jpg
時を経るごとに、美しい銀灰色に変化していく
自然塗料を塗りました。
経年変化が楽しみです。

これは何でしょう?
20181002_IMG_6506.jpg
前にブログで書いた階段造作です
化粧木組み階段なので仕口納まりがとてもシビア(^_^;)
鉋をかけながら厚み調整していきます。

20181002_IMG_6510.jpg
こんな感じで組み上がりました
写真は正面ですが、横から観ても良いですよ!
心配していた強度も問題なさそうです。

20121002_IMG_6513.jpg
階段手摺も造作です
受材には堅木ブビンガを使用
摩擦でドリル先から煙が!!


20121002_IMG_6514.jpg
造作間接照明の加工、取り付け
柾目板に細いスリットを入れてみました。
照明の明かりがどんな風に漏れるのか今から楽しみです。

追伸
住まい手さまよりオープンハウス開催の承諾を頂きましたm(__)m
日時が決まりましたらまたご案内させて頂きます!!!




造作階段

2018.09.09

『ひなたの家』
更新がしばらく滞っていましたが
現場は着々と進んでいます。

20180909_IMG_5261.jpg
外壁工事を終えました。
こげ茶ベースの締まった外観!!
木の軒裏ともマッチしてとても良い感じです。
足場撤去が楽しみですね♪

20180909_IMG_5313.jpg
内部は大工造作工事の真っ只中です!
カウンター、収納とほとんどが大工の造作で作っていきます!!
写真は脱衣室
天井、壁の仕上がりは、とやまの杉で作った羽目板貼り仕上げです
節は多いですが赤味勝ちで水に強く、浴室からの湿気から室内を守ってくれます。

20180909_IMG_5298.jpg

『ひなたの家』の階段は下4段は掃出し窓と干渉し階段を持たせる壁がありません
よって、下4段は付きません!いや嘘です(笑)
実は、下4段を木の造作で造る予定で、新たな階段にチャレンジします。
どんな意匠で仕上がるかこうご期待!!!


20180909_IMG_5312.jpg
他にも既製品では出来ないオリジナルな造作が多々あり
大工技術の見せ所が盛りだくさんです!!!
針山の作業にも、益々力が入ります。

オリジナル無垢杉階段

2018.06.23

『ふじの木ごこちHouse』
工事は順調に進んでいます。

壁断熱材ウールブレスが入りました。
透湿に加え、調湿性能も期待でき
仕上げ材の杉板、塗壁に加え室内空調向上に活躍してくれます!!!

6232018_IMG_6188.jpg

オリジナル無垢杉階段の造作を終えました。
面付の杉板を木取りする事からスタートです。
6232018_IMG_6154.jpg

分厚い綺麗な踏板が取れました
6232018_IMG_6157.jpg

廻り階段の三角踏板は板を接ぎあわせ造ります。
6232018_IMG_6177.jpg

最終段板と梁との取り合い
真壁化粧仕上げなので仕事内容は
かなりテクニカルな内容になっていますが
最近では、大工2人で楽しみながらできる余裕も出てきました。
やっぱり、経験は大切ですね!

仕上がり画像はまたの機会に!
6232018_IMG_6187.jpg

しばらく止まっていた外壁工事も進みだしました。
意匠的な細かな納まりにも快く対応してくれる板金やさん。

狭い足場の中での長尺外壁貼り作業
ありがとうございます。
仕上がりまでもう少しです!!頑張ってください。


6232018_IMG_6215.jpg


奥さまが悩みに悩まれた外壁正面塗壁の色も決定し
来月頭には塗壁施工(STO工法の目地無し大壁)に入ります。


6232018_IMG_6214.jpg

住まい手さまと共に日々の進行を楽しんでいます。

柱材の選木作業

2018.06.12


『ひなたの家』

今日、木材屋さんの倉庫にて
柱材の選木作業を行いました。

『ひなたの家』も1等柱を使用した
杉と塗壁の真壁づくりがベースとなるお家で
約60本の1等化粧柱を使用します。

06122018_IMG_6165.jpg
1本1本クルクル回しながら4面確認
節、割れの程度を確認しながら
どの柱を何処に持っていくか番付けを行います。
06122018_IMG_6173.jpg


実際触って、持ってみると
ひなたの家の柱は、何だかいつもの柱より重く感じます。
もしや、含水率が高いのか???
06122018_IMG_6168.jpg



計測してみると、平均で15~20%
高温乾燥とはいきませんが、そこそこの乾燥具合
となると、重いのは何故???
繊維が詰んで密度が高いのか?
疲れから、ただ重く感じるだけなのか?
う~~~ん、不思議です(^_^;)


06122018_IMG_6171.jpg

木は本来、自然にて乾燥させるもの
自然に乾燥する事で、木の色艶、粘りも失わず、
木の持つ良い特性が発揮できるのです。

ただ現実は、自然乾燥材の流通はまだまだで
特に安価な1等柱での自然乾燥材なんて、なかなか用意できません。

今回も、木の粘りが失われていない木材を強く要望し
材木屋さんより低温乾燥材での柱を提案してもらい
特注にて用意してもらいました。


20%前後の含水率だとまだまだ、割れてくる事が予測されるので
大事な化粧面が少しでも割れないよう
急遽、芯割加工にて対策!!!

06122018_IMG_6164.jpg

事前確認の重要性を改めて実感しています。
06122018_IMG_6172.jpg

小さなことでも、、、

2018.05.27

『ふじの木ごこちHouse』

外壁下地工事まで終えました。
5272018_IMG_6124.jpg

見えなくなる屋根下地工事を
ダイジェストでupします。

登り梁の上に本実杉板ァ30㎜を敷き打ち付けました。
この板が室内側からの仕上げ天井になります。

5272018_IMG_6081.jpg

次にフェーノール断熱材を敷き並べていきます。
外貼り工法なので、障害物が無いので
隙間もなく、キレイに施工できます。
5272018_IMG_6083.jpg

断熱の上に、遮熱型防水シートを敷きます。
このシートの上に通気層があるのが大事なポイントです。
5272018_IMG_6086.jpg

そして垂木を並べ、
その上に最終野地板を敷き打ち付けていきます。
垂木の背(今回は75㎜)が通気層になり、熱、湿気を遮る働きをしてくれます。
自然の空気対流を利用し、断熱材ばかりに負担をかけないよう考えます。


5272018_IMG_6087.jpg

杉の最終野地板の上、強化防水シートを敷き
この上にガルバリウム鋼鈑立平葺きになります。
最近では、野地板に合板を使うメーカーさんが多いですが
ワームスでは杉板にこだわり施工しています。
屋根の裏なので、屋根材を外さない限り中の状況は分かりません。
当然、腐っていても気づかない事が多いと思います。
分からないから、いいでしょ。ではなく
どうなるか、分からない所ほど注意、考慮が必要と考えます。

5272018_IMG_6091.jpg

下屋根の通気もしっかり設けています。
最終的納まりは、ヒミツです(笑)
5272018_IMG_6104.jpg


真壁なので、窓枠は窓取付前に施工します。
木の伸縮を考慮し大工の手仕事で納めます。

5272018_IMG_6099.jpg
木を彫りって差し込むことにより、後々の隙間や捻じれを軽減させます。
本物の木を使うには、それなりの大工技術と知識が必要になります。

5272018_IMG_6102.jpg


換気廻りの防水処理
下地施工の前に、電気屋さんに処理してもらいました。
各職人の仕事に後先がでると、どうしても施工精度が落ちていきます。
小さなことでも、たくさんあると、大きく性能を落とす事にもなりかねません。



5272018_IMG_6122.jpg

小さなことでも、一人一人が意識し、注意を払い、施工する。
日々進化し続けれるよう、頑張っていきたいと思っています。

しっかり段取り準備

2018.05.12

『ふじの木ごこちHouse』
建ち前まで、カウントダウンが始まりました!!!

建ち前作業が順調に進むよう
しっかり段取り準備を行っています。


化粧野地板の長さを事前に切り
場所ごとに結束します。

5122018_IMG_6058.jpg


3センチも厚みのある本実加工がされた化粧野地板は
とやまの県産杉で特注にて加工してもらっています。

調湿、断熱、と優れた性能を持った天井材!!
決して 『ふじの木ごこちHouse』 が特別なのでは有りません!

ワームスではこの板が標準仕様になっています。

5122018_IMG_6059.jpg


屋根垂木を梯子状に組んでいきます。
外観の意匠にもこだわりがあるので、こんな作業も必要になってきます。

5122018_IMG_6062.jpg


現場は土台を敷きました。
土台、大引き、床垂木、土台火打ち
床下まわりの木材は全て湿気に強く耐久性のある桧材を使います。
見えないところにこそ、丈夫な良材を使う!!

私たちの家づくりの基本です。

5122018_IMG_6066.jpg


レベル高さも確認し
週明けにはポーチ柱を加工して
材料運搬→足場組立
これで事前準備はバッチリです。

バタバタでしたが、なんとか間に合いました(^_^;)

これで安心して立ち前を迎えれそうです。

5122018_IMG_6064.jpg

人力で材料運搬

2018.04.18

『柳川神社改修工事』
工房にて手刻み加工を行いました。

伝統技を活かした大工の手仕事です
4182018_IMG_4858.jpg

4182018_IMG_4859.jpg

4182018_IMG_4860.jpg

4182018_IMG_4861.jpg

車の上がれる道が無いので
この階段を2日に渡り人力で材料運搬!
いったい何往復したんだろう???
2日目ともなると、さすがにバテバテ
まだまだ若いつもりなのですが...



4182018_IMG_4870.jpg
本日、上棟予定日でしたが雨の為一日延期させてもらい
おかげで身体を休養させることができ、結果良し!!!

レッカー車が上がれないので
明日の上棟作業も当然人力作業。。。。(^_^;)
慌てず慎重にを心がけ作業をおこないたいと思います。

銘木ブビンガ!!!

2018.02.03

外部足場が外れました。

おおおっ~~~~いい感じ~~
ウッドデッキに庭木が入れば~
うん、楽しみ♪楽しみ♪

天候を見ながら外構工事も進めていきますよ
02042018_IMG_5673.jpg

大工工事も大詰めで
手づくり造作作業の真っ只中です!!
02042018_IMG_5656.jpg



階段は、ただ二階に上がる為だけの道具ではなく
二階に上がるのが楽しくなるように!と想いを込め作ってます
まさに 快段!!
養生材の名前に負けないよう頑張っております(笑)

02042018_IMG_5659.jpg

キッチンカウンター材は銘木ブビンガ!!!
木目、色合、高級感が物凄いです
カウンター材や小物と、ところどころに銘木使うのも
ワームスの家づくりの得意とするところです。
02042018_IMG_5674.jpg

ふわっ、ふわっ

2017.12.01

暦は師走
月日の流れは速いですね~
今年も残すは一月になりました。


今日の作業場前(旧山田村)の風景
短い晴れ間でしたが、キレイだったのでパシャリ!!!
この景色にほんと、心が癒されます。

120117_IMG_5483.jpg

今日は加工日で一日作業場で仕事です

まずは窓枠材のカンナ仕上加工から
カンナかけと言っても、手カンナで削るわけではありません
仕上がりの質と効率を考慮し機械で削ります。
(機械が入らない材料などは手カンナを使い削ります)
この超仕上げカンナ機で削っていきます!

120117_IMG_5478.jpg

杉材は凄く繊維が柔らかい材料で刃物の斬れがとても悪く
削りにくい材料なのですが、超仕上げカンナで削ると、このとおり!!
ふわっ、ふわっ、の鉋屑です!!!
120117_IMG_5479.jpg


仕上がりもツルツルのスベスベです
私の顔も一皮削り、ツルツルのスベスベになればいいのにな~(笑)

最近はプレーナー仕上で終える工務店も、よく見かけますが
大工職人でもある以上、やはり妥協はできません!!!!


120117_IMG_5481.jpg


続いて、外部下見板の加工です

こちらも杉材、等級は上小節ですが
ほとんどが無節です
近年すっかりワームスの家の外壁材に定着してきました。

左がプレーナー仕上で右が鋸ラフ挽き仕上
さてさて、どちらで仕上がるでしょう????

120117_IMG_5485.jpg

こちらも一手間加えます
120117_IMG_5486.jpg

こだわりを持ち、1棟入魂で家づくりに取り組む
ワームス坂口工務店の 基本 です。

磨き丸太柱の刻み

2017.10.15

刻み作業も順調に進行中です

今回『すくすくHouse』では
大、小、2本の磨き丸太柱を使います。

磨き丸太と言えば、高級和風住宅のポーチ柱に多く使われてきましたが
『すくすくHouse』では思い切ってリビングでの使用に挑みます!!

刻み加工には、優れた技術と手間が掛かり
近年の住宅では、刻める大工さんも少なくなり敬遠され
あまり、見かける機会が減りました。

しか~し、WARMTH坂口工務店では他社がしない(出来ない)手仕事を積極的に取り入れ
住まい手に少しでも喜んで頂けるよう
オンリーワンの家づくりを目指し取り組んでいます!!!!
(刻みは相棒大工の針山さん、若くて腕の立つ貴重な大工さんです)

基本、化粧柱は後々木が割れてこないように
商品の時点で割れ(芯割)が入っています。
この丸太は径が200㎜もある丸太で心割も大きく
ホゾを付ける部分にまで心割が来ていたので
補強の埋木作業から入りました。
IMG_5245.jpg

機械は一切使えないので全て手作業です。

IMG_5247.jpg
丸太の木口に鋸を立て、慎重に、かつ大胆に、思い切り良く挽いていきます。
ザクザクと丸太を挽く心地良い音が工房内に響きます。

IMG_5251.jpg
小さな凹凸も鑿を使いキレイに真っ直ぐなおしていきます。


IMG_5259.jpg
今回は一手間加え
心割を隠す埋め木作業もしました。

心割のある裏面もこのとおり!
IMG_5261.jpg

表面はこんな感じでとてもきれいです。
IMG_5262.jpg

元気なお子さん達が、裸足で木登りに挑む姿が
はやくも思い浮かびますね(^_^;)


ブログカテゴリー

ブログ月別アーカイブ


contents

  • 施工事例
  • ブログ
  • 輪結くらぶ
  • 木の壁 WOODWALL