blog
新しい暮らしのはじまり。地鎮祭を行いました
先日、新たな工事の地鎮祭を行いました。
今まで住んでおられたお家の解体工事を終え、
いよいよ擁壁・基礎工事へと進んでいきます。



隣には、ご主人が日々手仕事されている工房があり、
金属を打つ澄んだ音が静かに響く、落ち着いた場所です。
このご家族との出会いは、約4年前の完成見学会。
奥さまがお一人でふらりと立ち寄られたのが最初でした。
しばらく連絡がなかったのですが、ある日突然メールをいただき、
「ずっと見ていてくれていたんだ」と胸が熱くなったのを覚えています。
そこから事務所でお話を重ね、計画が動き始めました。
当初は母屋を減築し、空いた敷地に娘さん夫婦の家を建てるという相談でしたが、
敷地条件や将来の暮らし方を考え、
母屋も含めてすべてを解体し、新たに二世帯住宅を建てる方向へ。
お母さんとおばあちゃんの世帯、
娘さん・ご主人・お子さんの世帯が、ゆるやかにつながる住まいになります。

ご主人は伝統的な金属工芸の仕事をされている方。
技術を受け継ぐ貴重な職人さんです。
そんな"ものづくり"の方に選んでいただけたことは、
私たちにとっても大きな励みであり、誇りでもあります。
せっかくのご縁なので、この家づくりのどこかで
ご主人の手仕事とコラボレーションできたら・・・と密かに思っています。
今回の計画は、WARMTHとして初めての準防火地域での建築。
「どうしても木の外壁にしたい」という奥さまの想いに応えるため、
何度も検討を重ね、申請の壁をひとつずつ超えていきました。
無事に建築確認が下り、木の外壁を実現できることになった時は、
本当によかったとしみじみ感じました。
いよいよ工事がスタートします。
この家は、ここに流れる"音"と"時間"にちなんで、
『時の音の家』と名付けました。
これから積み重なる日々の音が、
ご家族の心地よい時間となり、静かに暮らしを育てていく
そんな願いを込めました。