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木の外壁は本当に弱いのか?
家づくり・うんちく記録Vol.2
木の外壁ってどうなん?と聞かれることがよくあります。
「腐るんじゃない?」「メンテ大変そう...」という声も多いです。
たしかに、木は放っておいても大丈夫な素材ではありません。でも、ちゃんとした使い方さえしてあげれば、木はすごく長持ちしますし、家にやわらかい表情をつくってくれる、本当にいい素材なんです。
ここでは、比較ではなく、木そのものの話をしたいと思います。
1. 木は「弱い」んじゃなくて、「扱い方がはっきりしている素材」
木が傷む一番の原因は、"濡れること"ではなく"乾かないこと"です。
だから、木を長持ちさせるポイントは実はすごくシンプルで、
・軒をしっかり出して雨を避ける
・縦張りや重ね張りにして水を溜めない
・通気層をつくって乾くようにする
この3つができていれば、木はちゃんと持ちます。
「木は手がかかる素材」というより、
「どう扱えばいいかが分かりやすい素材」なんです。

2. 地元の木は"無くならない"。価格も安定している
木の外壁の良さは、性能だけじゃありません。
地元の木は、輸入材みたいに為替や世界情勢に左右されにくく、価格も安定しています。森は循環していくので、使えばまた次の木が育ちます。
"無くなる心配のない素材"というのは、実はすごく大きな安心です。

3. メンテナンスは「大変」ではなく「最初のひと手間でラクになる」
WARMTHでは、外壁の木に「ウッドロングエコ」という保護剤を塗っています。
これ、塗ったそばから木が化学反応で渋い色に変わっていくんですが、この"最初の変色"がすごく良くて、経年での色ムラが出にくくなります。無塗装のような自然な風合いのまま、木をしっかり守ってくれるんです。
そして、この塗布は建築時に住まい手さんにセルフビルドでやってもらうことが多いです。自分の家の外壁を自分の手で仕上げるって、やっぱり特別で、家への愛着がぐっと深まります。
・ウッドロングエコで色ムラが出にくい
・自然な見た目のまま木を守れる
・セルフビルドで家に愛着が湧く
「メンテが大変」ではなく、「最初のひと手間で長くラクに」がWARMTHのやり方です。

4. 木の外壁は"部分使い"でも十分に雰囲気が出る
木の外壁は、家全体を板貼りにしなくても大丈夫です。
ガルバや塗り壁との相性がすごく良くて、玄関まわりや軒下など、雨がかかりにくい場所に部分的に使うだけでも、家の雰囲気がぐっと柔らかくなります。
・守られた場所に木を使うと長持ち
・ガルバのシャープさに木の温かさが加わる
・メンテ範囲が小さくてラク
・デザインの幅が広がる
家じゅう木じゃなくても、ちょっと添えるだけで空気が変わる。そんな素材です。

5. 木の外壁がつくる"日々の景色"
木の外壁は、ただ家を守るだけじゃありません。
朝夕の光で色が変わったり、雨の日はしっとりした表情になったり、影の落ち方まできれいだったり。経年変化も"古びる"というより"馴染んでいく"感じで、住む人の時間と重なっていきます。

木の外壁は、暮らしの景色をゆっくり育ててくれる素材です。
「木の外壁って、案外いいかも」
そう思ってもらえたら嬉しいです。