ブログblog

手刻み記事一覧

新たな工事が始まりました。

2022.10.28

工場では新たな物件の墨付け、刻み作業が始まりました。

材木屋さんにて選木した材料が続々と運搬され、
順に加工が進めてられています。

まずは手作業にて丸太の皮を剥いていきます。
IMG_2717_221028.jpg

その後、電気カンナで面を直しながら削り,
墨付けをしやすくします。
IMG_2720_221028.jpg

白い木肌が滑らかに仕上がったところで、墨付け作業に入っていきます。
通り芯に水糸を張り芯墨をいれてます。
見習い大工頑張っています!親方の手元をしながら日々勉強中です。
IMG_2726_221028.jpg

リビングに立つケヤキ大黒柱のマナギ作業
材が大きく機械に入らないため、電気カンナを使って直角面をつくります。
IMG_2723_221028.jpg

先日、地鎮祭を執り行って頂き、来月より現場の方も動き始めます。

WARMTHの個性でもある手刻みの技術を活かした
手仕事が見える木組み構造のお家になります。




拘りの造作階段

2022.08.04

『IPPURAKUYA』

山田の工房にて階段の木取りに加工を進めています。

ワームスでは階段にかなりの拘りを持ち、毎回造作で造っています。



皆さん、家具は色々と調べ自分好みの物を探しだし購入されると思いますが
家の階段ってなるとどうですか?
家の一部という事で、単に上下階を行き来する道具でしかないと考えていませんか?

私見ですが階段も意匠的にカッコ良いものであれば家具のように空間をデザインするアイテムになると思っています。
近頃はリビング階段で提案する事が多くなってるので、なおの事デザインは重要と考えます。

「そこまで言うのであれば、ワームスではどんな階段作ってるんだ!」
って声が聞こえてるような気配を感じるので(笑)ご紹介します。

階段踏板は無垢杉板です。
しっかり乾燥させた加工前の板材を並べ表情を確認します。
IMG_2264 (002)_220804.jpg

ワームスの踏板サイズは幅255㎜厚み40㎜が標準となる設計プランが多いです。
幅と厚みを加工していきます。
IMG_2266 (002)_220804.jpg


踏板を支えるささら板も杉材です
180㎜×40㎜に加工し墨付けをし加工していきます。
1段225㎜進んで200㎜上がる、昇降しやすい階段です!
IMG_3198 (002)_220804.jpg

刻み終えたささら板がこちらです
ここは大工技術の見せ所となり、プレカット等の機械加工では出来ない形状です。
IMG_2273 (003)_220804.jpg

踏板を受ける力板
材はクサマキ(ヒバ材の一種)杉よりも年輪が詰んでて油分も多く加工しやすい材で
耐久性にも優れてて、社寺等でもよく使われる材です。
いまはウッドショックできっと高いんだろうな~
今はまだストック材でなんとかなっています!
IMG_2272 (003)_220804.jpg

仮組の様子、2段乗っけてみました。
どうですか?いい感じでしょ!!!

我が家では娘が良く階段に座りスマホを触ってます
部屋に置いてあるベンチ感覚で腰掛けてるようで、
娘にとっては落ち着く居場所の様です
そんな娘の様子を見て心の中でヨシ!!っと小さくガッツポーズし喜びを感じています(笑)
IMG_2275 (003)_220804.jpg

『IPPURAKUYA』上棟しました。

2022.06.30

『IPPURAKUYA』 

上棟日前日から前おこし作業を行いました。
IMG_8581_220628.jpg

吹抜部の高い天井に架かる丸太梁
IMG_8632_220628.jpg

上棟当日
順番に登り梁を架けて行きます。
IMG_8641_220628.jpg

東西に長い建物にずらりと並ぶ登り梁
IMG_8645_220628.jpg

迫力満点の丸太梁
ワームスの得意とする手刻みならではの見せ所です。
IMG_8682_220628.jpg

天井仕上げ材となる30㎜の杉化粧板を貼っていきます。
事前に寸法に合わせて長さをカットしてきているので、作業もスムーズに進みます。
IMG_8690_220628.jpg

屋根断熱材はワームスの標準仕様
フェノールフォーム45㎜2枚重ねの90㎜仕様です。

平屋+αの構造のため屋根面積が大きいので、屋根断熱強化の効果が発揮されそうです。
IMG_8701_220628.jpg

断熱材の上に遮熱透湿防水シートを貼り、
通気桟を打ち荒野地板を貼っていきます。
IMG_8709_220628.jpg

応援に来て下さった大工仲間の皆さん、大変暑い中ありがとうございました。

住まい手様には暑い中での作業を気遣って頂き、
冷たい飲み物や凍らせたタオルなども差し入れして頂き、本当にありがとうございました。
お陰様でクールダウンしながら無事に作業を行なう事が出来ました。

楽しみにしておられるご家族皆様に喜んで頂ける様、
スタッフ一同精一杯頑張らせて頂きます。

一風変わった楽しい家となる『IPPURAKUYA』
工事の進行と共に形になっていくのが楽しみです♪


刻みも折り返し地点を通過!

2022.06.02


『IPPURAKUYA』 

針山が墨付け棟梁として刻み作業を進めています。
LDK天井に架かる丸太梁の刻み
柿渋も塗り終え良い色味になってますよ!
IMG_2418_220602.jpg

大工手刻みで造る仕口に継手
IMG_8566_220602.jpg

『ふるさとの家』の作業を一時的に空けさせてもらい
(ご理解いただける住まい手様に感謝です)
墨付けを終えた材が溜まったら皆で一気に刻む
を繰り返しながら効率良く刻み作業を進めています。

IMG_8562_220602.jpg

現代では機械を上手く使うのも大工技術です。
IMG_2028 (002)_220602.jpg

手仕事の技術も当然ながら必要です。
綺麗に早く刻む!!!
刻みはワームスの一番の強みであり拘りでもあります。

☆地域の材料で地元の職人が造る家☆
共感頂ける方は是非応援して下さい。

継続できるよう日々進化を目指し頑張っています。

IMG_2024 (004)_220602.jpg


絵図板も書き込んだ文字でだいぶ黒くなってきました。
刻みも折り返し地点を通過!
今一度気を引き締め直し作業を進めます!
IMG_2030 (004)_220602.jpg

丸太梁を手刻みで加工

2021.10.20

『kurumi』の家 
丸太梁の刻みに取り掛かりました。

丸太梁と言っても、曲面の残った丸太ではなく
この家では製材した押角梁形状で用意しました。
木の末側と根元側で面付き部分にバラツキがあるので
バランスが良くなるよう面付けし形を作っていきます。

IMG_0860_211020.jpg

カタチを整えたら墨付け作業です
末元の木口に垂直、水平の基準となる墨を入れます。
丸太上端に入ってる割れは、自然の割れでは無く
意図を持ち、木の一面に人が割れを入れる 芯割り と言います。
この丸太梁はかなり乾燥してるのですが、生きた素材である以上
どうしても環境の変化などのにより、割れ狂いを生じます。
芯割はその割れを誘発しコントロールするのが目的です。
割れが入ることにより強度を心配されますが、誤った材に芯割をしなければ
さほど心配はありません。
本物の木は全て割れ、割れない木などありません。
集成材は割れないと言われてますが、小さな薄い材を沢山張り合わせ加工してるので
一つの素材が小さい分、狂いも小さく割れにくくなってるものと思います。
ただ大量の接着剤を使用しており、自然素材と言えるのか疑問ですね。
集成材のほうが安心と思われる方は、それはそれでも良いかと思います。
ワームスでは本物の木の良し悪しを理解し、知識と経験を活かした本物にこだわった家づくりをしています。
IMG_0862_211020.jpg


『kurumi』の家では2階小屋組の行間方向(長さ3間、約5.5m)を繋ぐ梁として使います。
等間隔で加工してる仕口には2階屋根を支える登り梁が架かかります。
ダイナミックな木組み構造をイメージするとワクワク感で頬が緩みます。
IMG_0871_211020.jpg

木と木を重ね合い組む伝統的な大工技術で渡りアゴという仕口になります。
丸太梁の渡りアゴはプレカット加工では出来ません
大工の経験と技術あってこその仕口加工です。

手仕事の温かみ(ぬくもり)が、家の所々で住まい手に伝わり
「手刻みの家にして良かった」と肌で感じ喜んでもらえるよう
そこをモチベーションとしながら手刻み作業を行っています。

IMG_0873_211020.jpg



基礎工事進行中!

2021.10.09

『kurumiの家』
現場では基礎工事進行中!
天気の良い日が続き基礎屋さんも作業がはかどりますね!

IMG_0856_211009.jpg

基礎の配筋が組みあがりました。
瑕疵担保保証の第三者機関よる配筋検査と
ワームス社内検査も問題無く合格しました。
(配筋ピッチ、接手長さ等図面通り施工されてるか確認します)

IMG_0855_211009.jpg
スリーブ配管周りの補強筋もしっかり施工されています。

IMG_0859_211009.jpg
地鎮祭でお預かりした鎮め物も
納めさせていただきました。



工房では刻み作業真っ只中
針山が墨付け棟梁として作業を進めています。
IMG_0836 (002)_211009.jpg
リビング天井に架かる化粧タルキの加工
節の少ないキレイな材で用意していただき大満足♪


IMG_0834 (002)_211009.jpg
2階床組まで刻み終え、来週からは小屋組み材料の加工へと進んでいきます。
丸太梁の加工もあり大工手仕事の見せ所です!!!

『はばたきhouse』上棟!

2021.06.22

主人&住まい手ご主人も雨男・・・☂
天気予報を見て午後から雨を覚悟していましたが、
奇跡的に雨に合わず無事上棟作業を終える事が出来ました(*^^)v

上棟当日は天候不順で作業の遅れる事を予想し、
前日の前おこしに出来るだけ作業を進めていたおかげでスムーズに作業が進みました。
IMG_7674_210622.jpg

手作業にて墨付け、刻みを行った材木達が組み上がっていきます。
IMG_7706_210622.jpg

3尺(909㎜)ピッチで並んだ登り梁が綺麗です
手刻みならではの木組み構造です。
IMG_7726_210622.jpg

登り梁に化粧杉板30㎜張り、この板が2階の天井仕上げ材になるので
出来る限り、濡らしたくない思いで作業しています。
板は現場での作業効率を高めるため事前にカットしてきています。
IMG_7737_210622.jpg

屋根断熱はフェノールフォーム45㎜2枚重ねの90mm仕様です。
細かい事ですが、少しでも隙間を減らす様に、
一手間加えて互い違いに重ねていきます。
断熱材の上、遮熱防水シートを敷き通気桟まで打ち終えました。
IMG_7748_210622.jpg

工房にて住まい手さまにオイル塗装してもらった欅大黒柱と欅梁もキレイに収まりました。
写真では伝わらないと思いますが、養生でラップを撒いてあるのがそうです(^-^;

色味がとても良いので仕上がりの空間とどうマッチするのか今から楽しみです♪
IMG_7773_210622.jpg

IMG_7743_210622.jpg

建方作業終了後、上棟式を執り行いました。

応援に来て下さった大工仲間の皆さん、お陰で作業がはかどりました。
ありがとうござました。

また、お昼や休憩時に差し入れして頂いた住まい手様。
お心遣い頂き、ありがとうございました。

土地探しから大変ご苦労され、ようやく迎えた上棟。
喜びもひとしおのことと思います。
楽しみにしておられる住まい手ご家族様に喜んで頂ける様、
一生懸命頑張らせて頂きます。

現場でのセルフビルド塗装もありますので、
一緒に家づくりを楽しめたら嬉しく思います。
またよろしくお願いしますm(__)m



かなりのボリュームです

2021.06.17

『はばたきhouse』

住まい手ご主人さまが時間を見つけては
セルフビルド塗装作業を頑張っておられます!(*^-^*)
IMG_0330_210617.jpg

『はばたきhouse』は外部に杉板をふんだんに使ったお家なので
外壁板だけでもかなりのボリュームです(*_*;
IMG_0335_210617.jpg

塗装日和のお天気☀
2回目の塗装でかなり色味が濃くなりました。もう一息です!
IMG_9573_210617.jpg

来週の上棟に向け、現場の土台敷き作業に入りました。
IMG_0386_210617.jpg

ボルト位置の穴開け作業
IMG_0389_210617.jpg

手加工にて墨付け、刻みを行った桧の土台
IMG_0387_210617.jpg

土台の継手をしっかりと組んでいきます。
IMG_0390_210617.jpg

上棟日のお天気が気になります(-_-;)

刻み仕事をリスタート!

2021.06.01

『はばたきHouse』

現場は基礎工事終盤です

基礎工事と並行し外部配管埋設も行います。
IMG_9540 (002)210601.jpg

室内になる土間部分
基礎立ち上がりの外周部と土間部から熱が奪われないように
断熱材を敷きこみます。
IMG_9403_200601.jpg

砕石を入れ、しっかり転圧してもらいコンクリート打設です
IMG_9458_2101601.jpg

仕上がり高さから仕上材厚み分(約2.5㎝)下がりで
水勾配を付け下地土間を作ります
左官屋さんからの要望で仕上モルタルが付きやすい様
ほうき引きにて施工してもらいました。
手間のかかる作業ですが対応して下さる基礎屋さんに感謝です。
IMG_9466_210601.jpg

綺麗な基礎が完成しました。
レベル確認と対角の基準墨を出してきました。

IMG_0319 (003)_210601.jpg


月も変わり、今日から工房にて残っていた刻み仕事をリスタート!
IMG_9535 (002)_210601.jpg

プレカット加工ではなく、一本一本手刻み加工しています。
IMG_9539 (002)_210601.jpg

IMG_9533 (002)_210601.jpg

天気の様子を見ながら上棟日を決めさせて頂く事となっており
施主さまのご理解に感謝しています。
早く先の予定が立つよう、とにかく目の前の作業に集中し頑張ります!!!

生きている証

2021.04.24

工房では引き続き 『はばたきHouse』 の加工作業に入っています。
梁桁の横架材は乾燥中なので、先行して柱材の加工を行っています。
気持ちの良いお天気が続き、作業がはかどります(^^)/

ずら~っと並んだ柱材
全ての柱を確認しながら番付けです
IMG_9947_210406.jpg


『はばたきHouse』では柱と梁に2本のケヤキ材を使用した
木組みのリビング空間となります
神社やお寺にも使われるほどの木材でとても堅いのが特徴で
高価な木材です
IMG_0082_210424.jpg

ほとんど白太の入ってない赤身のケヤキ柱
ホゾ加工すのも大変そうです
IMG_0071_210424.jpg

梁になる材は入り皮部分があったのでサンダーで削ります。
これも無垢材ならではの味になります。
IMG_0086_210424.jpg

続いて柱の加工
ワームスの家は真壁づくりのお家が多いです
真壁とは柱を表しに使う造りで、ごまかしがききません!
IMG_9023_210424.jpg

無垢柱は呼吸し、調湿もしてくれますが、
伸縮する事によって木の狂いが生じる事があります。
しかし、それは木が生きている証でもあります。

環境や経年変化にも対応出来る様、
1本1本、木の個性を見ながら細かな箇所にもこだわり、丁寧な仕事を心掛けています。
手加工だからこそ成せる技です。

IMG_9019_210424.jpg

超仕上げ鉋で仕上げる前の中仕上で電気カンナがけ
順序を重ね、フラットなツルツル表面の柱に仕上がっていきます。
永く大事に使って頂きたい一身で手間を惜しまず加工します!!
IMG_9022_210424.jpg

ブログカテゴリー

ブログ月別アーカイブ


contents

  • 施工事例
  • ブログ
  • 輪結くらぶ
  • 木の壁 WOODWALL